こんばんは!osaRe:(オサレ)スタッフです🚶
今回は、先週参加したファッション展示会、サステナブルファッションEXPOの参加レポート第二弾。
前回はサステナブルファッションEXPOとはどういったものか、それを主催しているファションワールド東京についても紹介させていただきました。
今回は、サステナブルファッションEXPOに実際に参加してみて、どういった企業が展示をしていたのか、どんな内容の展示を見ることができたのかをご紹介します。
主にファッション素材を扱うメーカーの展示がメインとなるため、少し内容はマニアックかもしれません(笑)
「結構たくさんの企業がエシカル消費やサスティナブルを意識した活動をしてるんだな」
「サスティナブルファッションが身近になりつつあるんだな」
ということを少しでも感じていただければ嬉しいです。
VIPや社長らしき方も集まる盛況ぶり
写真:実際の展示会場の様子
今回参加したサステナブルファッションEXPOは、ファッションワールド東京の一画で展開されており、最も広い区画が提供されているものでした。
このEXPOが日本では初開催の企画ということで、主催者の方も気合を入れているのがひと目で分かるようになっていました。
各ブースを回っている人の数も他の区画よりも多く、関心が高いことが伝わってきます。
所々で商談に関係がありそうな話をされている人たちもいて、実際にサスティナブルなファッションアイテムをつくることにも関心が集まっているようでした。
気になったサスティナブル素材3選
今回多数の企業が参加をしており、気になる素材が非常に多くありましたが、その中から3つをご紹介します。
どれもファッション業界のサステナビリティを向上する魅力的なものばかりです。
①裁断くずから生まれた糸(豊島株式会社)
原料のわたは、縫製工場で不要になったコットンとポリエステルの裁断くずや、不要になった生地を使用しています。
染料を必要とせず、もとの色を、そのまま活かした環境にやさしい100%アップサイクル糸です。
回収する素材は主にコットンやポリエステルです。裁断くずをわたにする工程は専用の機械で効率的に行われ、高度な技術を用いて色や素材の異なるわたを調合し、必要な色の糸に再生します。
回収先を限定し、専用の機械で作業の効率化を図ることで環境保全と低コスト化を実現しました。
出典:https://my-will.jp/service/ecorich
まず一つ目が、不要になった生地の裁断くずを再利用した素材です。元の素材の色をそのまま使って糸にするため、再度染色するために必要になる水や化学薬品を使用しません。
二酸化炭素排出量もゼロに近いため、サスティナブル素材として申し分ないですね。
②バナナの茎を使った繊維(三井物産アイ・ファッション株式会社)
「BANANA CLOTH」という名前で紹介されていた素材です。バナナは実の部分の収穫が終わると、伐採されて一部が肥料になり、その残りは廃棄されていました。
その量はなんと、年間約10億トン!
この廃棄されるはずだったバナナの茎を、繊維にして糸をつくった素材にしたものがBANANA CLOTHです。
廃棄予定の物を使って素材にすることで、新たに素材を育てるための資源やエネルギーの削減ができます。
③りんごを使ったエコレザー(株式会社ニチモウ)
弊社素材はりんごを余す事なく使用した、バイオベース度66%のUSDA認証製品*1(内50%はりんご成分)であり、裏基布にもりんごを使用しております。結合剤には製造時の毒性が少ない水性のポリウレタン・ポリエステルを使用し、有害物質である「ジメチルホルムアミド」や大気中の光化学スモッグを引き起こす原因物質VOC(揮発性有機化合物)を含みません。本革を思わせる肌目細かなシボと、ソフトで軽くさらっとした手触りが特徴のヴィーガンレザーです。
https://www.nichimou.jp/2021/03/26/apple-leather/
なんと、廃棄予定のりんごを使ってエコレザー(合皮)をつくるという技術だそうです!
革製品の取り扱いには国際的にも課題があり、エシカル消費の観点から革製品を極力使用しな方向で進んでいるブランドも出てきています。
そんな中でこういった素材が出て来ているとは、技術が非常に進歩しているのが分かりますね。
エシカル素材が当たり前になる未来
以上で、今回のサステナブルファッションEXPOで気になったエシカル素材3選をご紹介しました。
社長の兼丸のすすめで参加した今回の展示会でしたが、こんなにも多くの素材が作られていることが非常に驚きでした。
ここでは紹介しきれていない素材もまだまだたくさんあって、アパレル業界のSDGs達成の未来は明るいかもしれないと、期待が膨らむ機会になりました。
いずれオサレでもアパレル製品をつくることになったら、真っ先にこういったエシカル素材の活用を考えてみたいですね。
これからが楽しみです!
osaRe:(オサレ)スタッフ
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