長く大切にファッションを楽しむ!注目の「スローファッション」とは!?

こんにちは!osaRe:(オサレ)スタッフです🌟

突然ですが、皆さんは「スローファッション」という言葉をご存知ですか?

エシカルやサステナブル、アップサイクルといった言葉が近年注目を浴びていますが、スローファッションも大事な価値観の一つです。

今回は、そんなスローファッションについて紹介していきます。

スローファッションとは?

スローファッションとは、社会問題に配慮して作られた上質なファッションアイテムを長く大切に着用し、消費サイクルをゆっくり楽しむ価値観を指します。

2007年に「サステナブル・ファッション」の第一人者であるケイト・フレッチャーによって提唱されました。

最新トレンドを取り入れたアイテムを低価格で大量生産・販売される「ファストファッション」に対抗する形で用いられます。

「スローファッション」注目の背景

1990年代初頭のバブル崩壊を皮切りに高級ブランドが勢いを失い、ファストファッションブランドがアパレル市場で頭角を現し始めました。

海外からのブランドも次々と上陸し、2000年代後半から本格的なファストファッションブームが到来します。

安価で流行を取り入れたアイテムを手に入れられるファストファッションは、消費者にとって魅力的ではありますが、その裏での深刻な問題により、ファッションの在り方に転機が訪れます。

【大量生産・大量廃棄による環境破壊】

環境省によると、服一着を作るのに排出されるCO2は約25.5kg。500mlのペットボトル約255本分に相当します。水の消費量も約2300L消費し、浴槽11杯分に相当します。これが大量に生産されるので、環境への負荷はかなりのものになります。

また、服の廃棄もかなり問題視されています。

同調査によると、ゴミに出される衣服の総量は年間で約51.9万t。大型トラック約130台分を毎日焼却・埋め立てしているのです。

〈参考〉

https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/

【人権を無視した労働搾取】

2013年4月にバングラデシュで発生した「ラナ・プラザ崩落事故」により、1,100人以上の死者、2,500人以上の負傷者が犠牲になりました。

この事故から、ファストファッションの裏側にあった劣悪な労働環境が浮き彫りになりました。

〈当時の記事〉https://www.nikkei.com/article/DGXNASGM2801O_Y3A420C1FF2000/

8階建ての商業施設には銀行や複数のお店、27のファッションブランドの縫製工場が入っていました。

ビルの所有者は耐震性を無視した違法な増築を繰り返し、ヒビ割れも発見されていました。

そんな中、ビルに設置されていた4機の大型発電機と数千台のミシンの振動が引き金となり、ビルが崩落したとされています。

事故の調査が進むにつれ、ビルの中の繊維工場で働いていた労働者たちが、低賃金で長時間働かされていたことが明るみになりました。

こうした問題により、サステナブルやエシカルといった価値観が注目を集め、生産や消費行動につなげる動きとして、スローファッションへの注目が高まっているのです。

私たちにできること

スローファッションの考えに基づき、私たちにもできることはあります。

自分に本当に必要なアイテムのみを手に取り、長く愛用し、買う量やサイクルを減らすことも一つです。日々の丁寧な手入れやリメイクで、そのアイテムの寿命を伸ばすこともできます。

また、購入する際、環境に優しく、耐久性の高い素材かどうかをチェックすることも大切です。

ポイントは「この商品はどうやって作られているのだろうか?」と手に取る商品の先に思いを馳せることです。

スローファッションを通じて自分のお気に入りファッションを見つけてみるのも良いかもしれませんね!

osaRe:(オサレ)スタッフ

#スカイズザリミット #オサレ #兼丸昌也

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SKY'S THE LIMIT(スカイズザリミット) 社長兼丸昌也のSDGsへの関心から始まった、ファッション事業「osaRe:(オサレ)」 コンセプトは『もっとじぶんを好きになる。』

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